臨時国会/代表質問はもとより、予算委員会に必要な会期幅を/野国連

 野党国対委員長連絡会開く。

 安住氏から、自・立の国対委員長会談の報告。自民党は10月4日召集の臨時国会について、会期幅ははっきりしたことは言えないが、新首相の所信表明演説と各党代表質問は約束したいと表明。

 これを受け、衆院選に向けて国民に選択肢を示すため、代表質問はもとより、予算委員会開催に必要な会期幅を示せと求めることで一致。

 自民新執行部の発足を踏まえ、引き続き協議をしていく。


代表質問・予算委開け/臨時国会めぐり野党要求

「しんぶん赤旗」9月30日・2面より

 日本共産党、立憲民主党、国民民主党の国対委員長は29日、国会内で会談し、10月4日召集の臨時国会について、新内閣の政治姿勢をただすため、代表質問、予算委員会の開催は不可欠だとして、そのための具体的な会期を示すよう与党側に求めました。

 立憲民主党の安住淳国対委員長は「新首相が選ばれて、新内閣が発足したら、代表質問、予算委員会で新首相の政治姿勢や感染防止策、各大臣の資質などの質疑をやったうえで、国民の審判をあおごうというのが野党の総意だ」と主張。与党側が会期幅を示さずに、臨時国会の開会を迎えることは許されないと述べました。

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は「新しい首相を選んで、十分な議論なしにすぐに総選挙ということはありえない。所信表明演説と各党代表質問に加え、少なくとも予算委員会をやって、新首相としてコロナ対策、経済政策、安倍・菅政権の総括などの考え方を明らかにすることが最低限必要だ」と述べました。

 自民党の森山裕国対委員長は、立民の安住氏との会談で、「新総裁の選出後に判断したい」と述べ、30日にあらためて協議することになりました。